プログラムを独学で学ぶデメリットを紹介します。どの学習方法にもメリットとデメリットがありますので、それぞれのメリット・デメリットを把握して、自分に一番合う学習方法を選んでください。
プログラミングを学習するには、プログラムが動作する環境が必要です。この「プログラムが動作する環境」をつくることを、環境構築といいます。まったくの初心者の場合、最初の挫折ポイントがこのスタート地点です。経験者であっても、新しい言語にチャレンジするときにこの環境構築で苦戦したりします。スクールなどでは、あらかじめ用意された環境でプログラムに触れることができたり、環境構築作業も先生に教えてもらえますが、独学の場合、そうはいきません。せっかく作ってみたプログラムを動かせなければ意味がないので、まずは環境構築から取り掛かることになりますが、環境構築に関してはインターネットで調べてもわかりやすい手順が見つけにくかったり、書籍にも詳しい手順が書かれていなかったり、ある程度理解している前提で書かれていたりするため、かなり苦戦することになります。そうすると、プログラムの勉強をしたいのに勉強をするための環境づくりで手間取ってしまい、独学を始める前にすでに挫折してしまうのです。これは、かなりのデメリットです。
やる気満々で、いざ本屋へ。プログラミング関連コーナーを見つけたものの、たいていの場合、まずそこで立ち尽くしてしまいます。プログラミングの専門書は言語もレベルも内容も切り口も様々で、何十、何百とあります。どの本を手にとって開いてみても、その時点では意味のわからない専門用語がズラズラと並んでいます。少し眩暈がするかもしれません。まったくの初心者がそれらの専門書の中から自分に合った入門書を選び出すということ自体が、実は至難の業なのです。最初はとりあえず何冊か(無駄になるものも含めて)買ってみるということになるかもしれません。ともすれば、その時点で断念してしまう人もいるぐらいです。これも独学のデメリットです。
その点、スクールであれば与えられた教材・テキストに従って学ぶことができますし、それらの教材は初心者でも効率的に学習を進められるようにノウハウと工夫がつまっています。
環境構築を何とかクリアし、教材もどうにか選び出して、ようやくプログラムの勉強を始めたものの、カリキュラムもわからず、学ぶ順序が違えば余計な遠回りをしながら勉強することになります。また、わからないことがあっても先生や講師など、聞ける相手がいないため、自力で解決しなければならないのが独学です。それは前項で紹介したとおり、自力解決スキルを育むという意味ではメリットになります。しかし、誰かにヒントさえもらえればスムーズに理解できることも、突破口を見つけられずに挫折してしまったり、いつまでもそこに留まってとても時間がかかってしまったりという、非効率な状況に陥りやすいというデメリットでもあるのです。
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