未経験からプログラマーになりたい人にとって「働きながら学べる」ということ自体がすでにメリットですが、そのメリットをもう少し具体的に解説します。
未経験者を採用する企業は、いかに効率的にプログラマーとして一人前になってもらうかを研究して教育カリキュラムを組んでいます。この場合の企業側からみた効率とは、「いかに短期間に内容の濃い必要な知識とスキルを身につけてもらうか」ということです。そこにはスクールに負けずとも劣らないノウハウと工夫がこらされています。その上質な教育を、無料どころかお給料をもらいながら学べるのですから、プログラマーになりたいと思う人にとってこれ以上の好条件はありません。
スクールや独学でプログラムを学んでも、それがそのまま実務で使えるかどうかわかりません。実際、勉強としての知識と実務でのスキルには差がある場合が多く、もちろん基礎知識としての土台にはなりますが実務では使えないことも多いのです。
企業内研修の場合、前述のとおり企業は一日も早く一人前のプログラマーとして実務をこなしてほしいので、学問的なことよりも、重要な基礎部分と共に、より実務に即した応用知識や技術を優先的に教えます。このことによって、短期間で実践的なプログラミングスキルが身につくというメリットがあります。
スクールも独学も、プログラムを学んだ後、実際にどんな企業でどんなプログラムを書くのかは決まっていません。しかし、企業内研修の場合は、どういう職場でどのようなプログラムを書くかは決まっていてそれに向かった勉強ができるという決定的な違いがあります。また、仕事が決まっている状態で勉強ができるので精神的にも安定し、余裕をもって勉強に集中できます。勉強自体にもより具体的で明確な目標意識が生まれ、知識やスキルの吸収率もおのずと向上していきます。これはまさに企業内研修制度ならではのメリットといえるでしょう。
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