未経験からでも十分に目指せるプログラマーですが、やはり性格的なものや得手不得手で適性の有無は異なります。と言っても、求められるスキル全てが備わっていないとプログラマーになれないというわけではありません。その場合はある程度、理想に近づくための努力が必要です。ここでは、プログラマーにはどんな人が向いているのか、極めたいスキルとともに紹介します。
プロジェクトチームに所属して仕事をする場合でも、一人で黙々と作業することがほとんどのプログラマー。もちろん、チームメンバーへ相談したり判断を仰いだりする場面はありますが、基本的に1つの機能のコーディングは自分一人で完了させなければいけません。チームで掲げた日程までに仕上がるよう、集中して作業を行なう必要があります。そして、プロジェクト進行中にも新たな機能の追加が求められたり、仕様を変更する必要性が出てきたり、不具合が生じてデバッグ作業に時間を取られたり、さまざまな問題が発生するため、それらを根気強くやり遂げる素質がなければ仕事を継続することは困難です。進捗具合によっては、納期が近くなると残業が多くなるケースも多々あります。クライアントの要望どおりに納得のいくものが完成するまでは長期戦となり、作業が長時間に及んでもパフォーマンスを維持する忍耐力のある人が、プログラマーに向いていると言えるでしょう。
日々進化するIT業界の動向を敏感に察知し、今まさに需要のある新しい技術や情報を取り入れようとする人も、プログラマーの適性があります。技術のトレンドは変化が激しく、身につけている技術が数年後には現場で通用しなくなることはよくある話で、いかに新しい開発環境に順応していけるかが業界で生き残る鍵となるでしょう。プログラマーには、積極的に技術動向に関心を持ち、変化を恐れないで果敢に飛び込んでいく姿勢が求められるのです。
現場ではプログラマーをはじめ、ときにはディレクターやデザイナーなど他職種のチームメンバーと一緒にプロジェクトを進行するため、ある程度の意思疎通ができないと進捗が滞ってしまう可能性があります。基本的に一人作業が多いプログラマーですが、やはり周囲とのコミュニケーションを円滑に図れるスキルは必要です。チーム体制でプロジェクトを進める場合だけでなく、同僚や上司と会話をする場合も同じこと。要は、相手の話にじっくり耳を傾けたり、相手が理解しやすいような説明をしたり、相手を気遣いながら言葉のキャッチボールを楽しめる人は、プログラマーに向いています。むしろ、コミュニケーション能力は、プログラマーにとって欠かせないスキルの1つだと言えるでしょう。
手に職がつけて将来性もある人気の職種、プログラマー。実際にプログラマーとはどんな仕事をしている人なのでしょうか?プログラマーの仕事内容と普段のお仕事風景を、わかりやすく説明しています!プログラマーになった自分をより具体的にイメージして、プログラマーへの道を目指しましょう!
スクールに通うには、高い授業料と時間が必要。経済的にもスケジュール的にも、なかなかそんな余裕がとれないため、入門書やインターネット上の情報を使って自己流で独学でプログラミングを勉強している人は、結構たくさんいます。ゼロから独学で勉強してプログラマーになる道について、詳しく解説します。
働いてお給料をもらいながら上質な教育を受けられる、企業の研修制度で学ぶ方法。未経験からプログラマーになりたい人にとって最高の環境ですが、実はそこにも注意したい落とし穴があります。「未経験可」で募集している会社にプログラマー志望で入社する際の、注意点を紹介します。未経験可だからといって必ずしも研修制度が整っているとは限りません!