未経験歓迎はブラック企業かも？研修制度のある会社のデメリット-プログラマーになるには？

研修制度のある会社のデメリット-プログラマーになるには？

きちんとした研修制度が整っている会社に採用されれば、前項のようなメリットがあり、未経験プログラマーの学習法としては最高の好条件となります。しかし、必ずしも未経験者を募集している企業の全てが上質な研修制度を整えているとは限らないのです。ここでは、研修制度のある会社のデメリットという位置づけで、研修制度のある会社に応募する際の注意点を紹介しておきます。

注意！「未経験歓迎」の文字に飛びつく前に！

未経験からプログラマーになるべく就職中の人は、求人募集の「未経験歓迎」、「未経験可」の文字を探していると思います。それらの文字を見つけたからと言って、安易に飛びつくのは危険です。
未経験者を募集する企業は大きく２つの種類があります。１つは、他社の文化に染まっていない未経験プログラマーを自社の文化を持つプログラマーに成長するまで大切に育てる企業。もう１つは、あまりの激務もしくは労働環境の劣悪さなどが原因でプログラマーの離職率が高いため未経験者を採用し、即席プログラマーとして養成し、未熟児のまま現場で働かせるという、いわゆるブラック企業です。
間違ってこのような企業に入ってしまうと、勉強も中途半端になりますしプログラマーという仕事自体を嫌いになってしまうかもしれません・・。応募前に企業の状況をしっかり調べることが肝心です。

教育制度は企業によって差があります

研修制度と教育プログラムの内容は企業によってそれぞれ差があります。未経験者募集の求人情報では、その研修制度について詳しく調べたり問い合わせたりすることが大切です。なぜなら、前述のブラック企業ほど極端ではないにしても、ほんの少しの研修講座からいきなり実践OJTに移される場合も多く、右も左もわからないのに大海に放り出されたような感じになってしまいます。
プログラマーという職種は、研修が終了して一人前になり、ベテランプログラマーになってまでも、常に新しい知識や技術を学び続けなければなりません。基礎知識の上に新しい知識や経験などを乗せていくことになります。基礎が不安定でお粗末だと、その上に積み重なる応用的技術なども全て不安定になってしまいいます。より優秀なプログラマーとして成長するためにも、スタート時点の基礎固めはとても重要なのです。せっかくのまたとない機会ですから、きちんとした研修制度を持つ会社でしっかり学びたいですよね。